長く知られる負のスパイラルがあります。仕事が欲しいけど経験がない。経験を積むには仕事がいる。仕事が欲しいけど……。
クライアントはあなたの翻訳が信頼できるかどうかを知るために実績を見たがっています。駆け出しのフリーランスなら実績に不安があるかもしれません。今回は「仕事がないから経験も積めない」負のスパイラルから抜け出すためのヒントをご紹介します。
無料でサービスを提供する
労働の対価を期待する気持ちは分かりますが、時には無料でサービスを提供することが新しいキャリアに投資する有効な手段になります。
無料で翻訳して欲しい個人や企業を見つけるのは難しくありません。慈善団体やポスドクなどに無料の翻訳サービスを提案すると熱烈に歓迎してくれるでしょう。
クラウドソース翻訳に参加する
クラウドソース翻訳は、翻訳者自身が対象をローカライズすることに大きな関心を持っているという理由で一般的には無償ですが、役立つフィードバックを他の翻訳者から得られるチャンスがあります。これは自分の仕事を評価するのに役立ちます。クラウドソース翻訳を募集しているモバイルアプリのプロジェクトなどを見つけるのにTwitterは絶好のツールです。また、Wikipediaの記事の翻訳は翻訳経験を積めることに加えて、経験豊富な編集者から建設的なフィードバックを得られます。
翻訳エージェンシーで働く
翻訳エージェンシーはフリーランスの翻訳者から面倒な取引やクライアントを見つける手間を省き、翻訳に集中できる環境を提供してくれます。また経験の浅いフリーランサーに対しても門戸が開かれているので、お金を稼ぎながらスキルを磨いて経験を積むのには最適な場所です。
通常よりもペイは少なくなりますが、経験の浅い、深いを問わず多くの翻訳者が支払いに関する妥協に納得しています。翻訳エージェンシーでの仕事に興味があるならこちらをご紹介します。
社会に入り込む
特定の文化に入り込むことほど言語スキルをすばやく磨くのに役立つものはありません。これはクライアントに提示できる経験とはいえませんが、もし今年の休暇について迷っているなら外国に行くことで自分の能力をブラッシュアップできるという事実は検討に値します。
翻訳コースを受講する
少額の投資で翻訳の認定資格を取得すれば、クライアントへ大いにアピールできるようになります。翻訳コースの期間中は翻訳のプロセスを学んだり、課題をこなしたりすることでスキルを向上できます。
講師のフィードバックは自分の知識や翻訳能力を磨いて、プロ意識を育てるのに役立ちます。しかも、コースが終了すると自分の能力を裏付ける証明を手に入れることができます。
まとめ
今回の記事が仕事を始めたばかりのフリーランサーの役立つことを願っています。どれか気になる項目はありましたか?もしあなたがすでに翻訳者として実績を積んでいるなら、駆け出しの頃を覚えていますか?下のコメント欄で教えてください。